体格調整のサンプル
2016/02/25, 2016/02/29
変形操作までの準備
(1)imgmesh.exeを起動し、src0 として変形したい画像を読み込みます。
また、変形後の背景としたい画像を Background として読み込みますが、
特に決まってなければとりあえず src0 をそのまま転用したり、
適当なサイズの temporary 画像を設定しておきます。
(2) src0側で、変形したい対象をカバーする程度にメッシュを移動し、回転拡大します。
扱いやすさから言えば、メッシュを表示していても背景が見えて、
最小四角形が正方形になる程度の本数がいいでしょう。
おおよそ正方形ならば、メッシュ数で大きさも測れます。
(3)原理的に言えば方形メッシュのままで変形できるのですが、
抜き出しや部分的な変形(頭や足の傾きをちょっとだけ変えるなど)をする際に、
他に影響を及ぼさないという点で、対象の形状に合わせたメッシュの方が便利です。
無い胸を作るとかそういう極端な事をするのでなければ、
輪郭と首、肩、腰など要所を合わせれば十分です。
特に拡大率の切り替え点になる首と腰は合わせた方がよいでしょう。

(4) src0側のメッシュが出来たら、これを composite 側のメッシュにコピーします。
src0 の表示の後に composite へ切り替えて(from 2nd なので順番を間違えると別のメッシュをコピーします)、
メッシュ全体を選択した上で「Copy from 2nd」でコピーします。
同じ画像をそのまま背景にする場合は係数(0,0)です。
変形の際に邪魔になりそうな余計な部分があるのなら、Maskをかけます。
Maskまで終わった時点で、とりあえずsrc0側のメッシュを保存します。
変形用拡大率の計算
(5)この画像の例だとぱっと見、ヒール無しなら155cmなさそうですので、元の身長を153cmとし、
これを170cmくらいに変形と考えます。つまり身長全体の拡大率は1.111倍です。
(6) (座高/身長×2)のグラフを見ると、成人女性として153cmで約 1.09 、170cmで約 1.06 です。
上半身と下半身を大雑把に半々とすれば、全身に占める上半身の割合は約 3% 小さくなり、下半身の割合は約 3% 大きくなります。
ここで身長が1.111倍なので、上半身は1.078倍、下半身は1.144倍です。
さらに、上半身のうち3分の1を占める首から上の部分は大きさを変えないとすると、胴体部分は 0.078 ÷ (2/3) = 0.117 だけ増えます。つまり 1.117倍です。
(7)(ローレル指数の平方根×0.0869)のグラフを見ると、153cmで約 1.025 、170cmで約 0.97 です。
つまり横方向は相対で 5.5% 小さくなっています。全体で1.111倍なので、横幅の倍率は1.05倍です。
(8)これらの倍率を使って各パーツを拡大します。
全くの試行錯誤や他の写真との重ね合わせよりはこっちがはるかに早いというだけで、
出来が良くなるというわけではありませんが、試行錯誤をやる前の第一段階としてはそこそこいいと思います。

逆変換
src0 側と compsite 側のメッシュを入れ替えた場合、逆変換になります。
次の写真は2つのメッシュを入れ替えて、立ち位置が違う別の人物を対象にするためにメッシュをそれぞれ平行移動し、両方とも同じ倍率で拡大したものです。
(両方のメッシュを同じ倍率で単純拡大した場合、変形の対象範囲は変わりますが、画像としての全体的な拡大率はそれほど変わりません。)
体の形状まで合わせたものではないのですが、頭身比については逆変換になっています。
